【注文住宅】妻の実家敷地内の空き土地が魅力的過ぎた件について
我が家はマイホームを建てたいと思い立った時の話なのですが、建築用地を所有していなかったことから、建築会社選びと並行して土地探しをしなければなりませんでした。
今回はそのなかで「妻の実家敷地内の空き土地」が魅力的だった件についてご紹介いたします。
概要
妻の実家は比較的郊外にあるのですが、何と特急停車駅から徒歩10分圏内でありながら200坪越えという大きな敷地を有しております。
お家自体は50坪ほどなのですが、広大な田んぼや畑を有しており、何と将来的にはそうした農業はやめる意思があるとのこと。
そしてその土地に家を建てないか?と打診されたのでした。
メリット
この土地で建築を行うメリットをご紹介します。
①土地代金がゼロ
何と太っ腹な事に、土地費用は無料でいいと言われておりましたw
それが譲渡なのか賃借であるのかは詰め切れておりませんでしたが、何と言っても無料でお家を建てられることは大きなメリットであることに変わりありません。
土地にかかる費用をゼロにできるということは、建物や外構など他のことに大金を掛けることができます。
これは本当に魅力を感じました。
②妻の両親のサポートを受けることができる
妻の実家から徒歩10秒の場所であることから、もし急に子供を預かってもらう必要が生じた際も、一安心ですw
もちろん私からおねがいすることは難しいですが、妻から伝えてもらえば喜んで預かってもらえたように思いました(*^^)v
妻と子をお任せして、私(夫)が遊びに出かけるということも簡単にできるように思いますw
デメリット
ここまでいいところばかりご紹介して参りましたが、やはり物事にはデメリットもありますので、ご紹介いたします。
①生産緑地の指定
何とこの農地は生産緑地の指定を受けている土地でした。
生産緑地というのは、国土から農地を一定数減らさないようにするための保護策で、数十年農地でありつづけることを担保に、税金を優遇するという制度であるようです。
税金が安い事はいいのですが、生産緑地の指定期間中にマイホームを建てるために農地から宅地に転用しようとした際に大きな出費が必要になる可能性があるとのことです。
また、生産緑地は公共事業に優先して使用される可能性があるため、該当市町村の委員会で掛けられ、公共の用途に使用しないかを協議されます。
(もし公共事業で使用することになれば、用地買収の対象になるようです)
こうしたリスクを孕んでいることから、生産緑地に指定中の土地には注意が必要だと感じた次第です。
②田んぼを造成するリスク
田んぼを造成して宅地に変えた際、地盤が緩くなりやすい傾向があるようです。
これは池沼にもあてはまることなのですが、その土地が元々どんな土地であったかはかなり重要なポイントであるように感じます。
地盤が緩い場合、多額の造成費用や土地改良費用が必要になったりしますので、想像以上に金額が掛かってしまったということもありえます。
ここは注意が必要なポイントだと思いました。
その点、我が家を最終的に建築した土地は元々が山林であったことから、造成や土地改良にかかる費用は抑えめにすることができたようです。
③妻の両親と常に鉢合わせる可能性
ここが気になるという方も多いのではないでしょうか?
私の妻の両親は大変すばらしい方々で、結婚当初から現在にいたるまで人間関係の問題も一切ありません。
とはいうものの、毎日顔を合わせていると、どんな問題が発生するかは分かりません。
これは考え方にもよりますが、私の立場(マスオさん的な)からすれば、適度な距離感を保つ必要があると感じました。
最終的に
我が家ではデメリットに着目し、最終的にこの土地は断念してお断りを入れることになりました。
今思うと本当にもったいなかったと感じる事もあります・・・
土地代金をゼロにすることができていれば、たとえ造成や改良費用が多額になったとしても、建物に使えるお金はかなり確保できたように思います。
今でも憧れを抱いている一条工務店や積水ハウスで建てる事も夢ではなかったように思いますので、こうしたハウスメーカーで建てることを一番の条件に持ってくる場合は、なるべく土地にかかる費用を抑えることが重要だと感じる次第です。
(我が家では結局土地にこだわりを持ちすぎて建物に掛けられるお金が限られてしまいました・・・)
それでは今回の記事はここまでです。
最後までご覧くださり誠にありがとうございました(*^^)v